施工方法
ポリウレタン製品の施工方法
木工用の丸のこぎり、手のこぎり、カットソーなどが使用できます。
※最初のカット寸法は、やや余裕をみていただき、納まりを見ながら微調整してください。
※留め部分の柄合わせ:少しずつカットを繰り返し、左右の柄を合わせていきます。
※堅い木材料に比べてポリウレタン製品はカットや接着に一定のコツが必要。施工に慣れるまで時間がかかる場合もあります。
※コーナー・留め切り方法については「出隅、入り隅用部材の加工手順」をご覧ください。
製品を取り付ける下地としては、石膏ボードや木質の下地が適しています。施工後の仕上がりを美しく見せるためにも、壁紙の上からの施工はお薦めいたしません。
あらかじめ壁面への墨出しをしてください。
※墨出しとは、水平、垂直方向をチェックしながら、施工に必要な基準線を引き、寸法を取る作業のことです。
- ボンドを製品裏側の壁面取付部分に塗布する際は、ベタ塗りは避け、必ず線状(ビード状)に塗布するようにしてください。 これは、接着剤を空気に触れさせることで乾燥を速めるためです。
- 接着剤は、変成シリコン樹脂系、あるいは、エポキシ樹脂系の無水性ボンドを使用します。
※接着強度については、エポキシ樹脂系のものが強力ですが、部材の重量や取付条件により選択してください。
- ボンドが乾いて完全に接着されるには、約24時間を要します。そのため、一次接着剤として建築用強力両面テープ(ボンドテープ) を接着剤と併用します。
- ボンドテープは製品の長さ方向に対して垂直方向に縦貼りします。テープの間隔は400〜500mm程度としてください。
- 身が空洞なので、中空部分に木片などの補強材を装着、コンクリートボンド等で固定します。
- 補強を入れた個所を狙って、ネジ止めし、さらにパテで補強します。
配線のための中央部への穴あけは簡単にできます。照明器具の規格はさまざまですから、 施工については工務店様にご相談ください。
※メダリオンはあくまで装飾材であり、重量に耐えるようにはつくられておりません。照明の重みなどの加重がかからないように施工してください。
- 無塗装品は、下地塗装の上、仕上塗装をしてお使いください。
下地塗装済品は、仕上塗装をしてお使いください。 - 塗装には、水性塗料を使用してください。油性塗料には、テルペンチンなどの溶剤物質が含まれており、製品表面のポリビニルクロライドにダメージを与える可能性があります。
ポリウレタン製品は材質の特性として、成形後、約0.9〜1.5%程度収縮します。このため、経年によって、若干収縮する場合があります。
※ゴールデンモールは軽量で取り付けやすい製品です。しかし、面合わせやコーナーの納まりには、専門的技術を必要としますので、詳しくは工務店様などにご相談ください。